月あかりの下で

月あかりの下で.jpg
             


2010年/1時間55分    

演出・撮影・編集:太田直子
プロデューサー:田野稔
ナレーション:太田直子

 

 
●●● 映画の紹介 ●●●

夜間定時制高校― そこはいま働く若者たちの学びの場、そして小・中学校で不登校、 高校を中退した若者たちの再出発の場となっています。 映画の舞台は、1学年1クラス、全校生徒120人足らずの 埼玉県立浦和商業高校定時制のあるクラス。 派手なメイクで身を固め教師に暴言を吐く生徒、 家庭内暴力が原因で登校できなくなった生徒、 明るい笑顔が魅力のある生徒は自傷行為を繰り返し・・・ 彼らのやわらかな心は、家庭や社会の歪みに傷ついていました。 そんな若者たちが、大家族のような〈学校=居場所〉の中で 悩み、ぶつかり、支えあい過ごした日々と、その先に見えた希望。 2002年の入学から2006年の卒業までの4年間、 そしてその後へと、生徒一人ひとりに寄り添った貴重な映像が、 テレビ放映を経て、ここにドキュメンンタリー映画として誕生しました。 人との絆が、人を育てる。 いまを悩み、懸命に生きるすべての人へ、この作品を捧げます。 〈定時制とは?〉 戦後の混乱から復興に向けて社会が歩みだした昭和二十三年、「すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならない」(新憲法第26条、教育基本法3条/当時)という教育の機会均等の精神に基づき、様々な理由で全日制の高等学校に進めない青少年に対し、高等学校の教育を受ける機会を与えるために誕生した定時制通信制課程。 近年では、不登校生徒の増加や不況などからも入学希望者が増加する一方で、急速に進む少子高齢化をはじめ、さまざまな社会環境や産業構造の変化により、そのニーズも多様化しているとし、単位制等への統廃合が進められ、縮小傾向にあります。(映画の舞台、浦和商業定時制課程も2008年3月に閉校となりました。)

 


☆平成22年度文化庁映画賞贈呈式で文化記録映画優秀賞を受賞!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【文化庁映画賞贈呈式とは?】

文化庁では,我が国の映画芸術の向上とその発展に資するため,文化庁映画賞として,優れた文化記録映画作品(文化記録映画部門)及び永年にわたり日本映画を支えてこられた方々(映画功労部門)に対する顕彰を平成15年度より実施しています。*過去の優秀賞受賞作品『ヒバクシャ』『トントンギコギコ図工の時間』他


【受賞理由】

生徒の九割以上が不登校や中退の経験を持つという夜間定時制高校で、学生生活の「リベンジ」を目指す若者たちの、入学から卒業までの四年間の記録。目に見えない鎧を脱いで、次第にクラスメートと打ち解けていく女生徒の『学校だけど学校じゃないみたい』という言葉が、本当に必要な「学びの場」とはどんな場所か、「人が成長する時間」とはいつなのか、考えるきっかけを与えてくれる。親子で一緒に見ることをおすすめしたい作品。<清水浩之>

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年6月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30